2018年11月2日

神奈川県議会 ともに生きる社会推進特別委員会 県内調査のご報告

平成30年10月23日(火曜)「神奈川県議会 ともに生きる社会推進特別委員会 県内調査」が津久井やまゆり園芹が谷園舎において実施されました。

冒頭、あらい委員長から去る10月20日に開催した「まつりだ!!やまゆり」の話題に 関連して「地域との交流の機会を今後も作っていただきたい。また、委員会としては利用者が安心安全に暮らせるように尽力していきたい。」とのお言葉をいただきました。

かながわ共同会の草光理事長からは、芹が谷の地に足を運んでいただいたことへの謝意とともに、再生基本構想に則って、千木良と芹が谷の2か所で県が施設整備を行っていただけること、意思決定支援という全国的にも新しい試みに全力で取り組むことにより利用者の意思を汲み取って最善の利益を目指そうとしていること、社会福祉法人として地域における公益的な取組を推進するとともに、殺傷事件の容疑者の思想は断固排除していきたいというお話をさせていただきました。

その後、入倉園長から事件当時を振り返りつつ、今日に至るまでの苦労や現在、津久井やまゆり園が目指していることをスライドを使用して紹介させていただきました。

園内の寮、日中活動の場、医務室、体育館等の視察の後、質疑を行いました。

委員の方々からは、地域生活移行や意思決定支援の取組みに関するご質問を数多くいただきました。その中で、津久井やまゆり園の丁寧な対応に感謝しているという温かいお言葉も頂戴いたしました。

園としては、利用者の意思の確認には当初想定していた以上に苦労しているが、日常生活にも力を注ぎながら、意思決定支援のノウハウを積み上げてマニュアル的なものをまと め情報発信していくという役割を意識して取り組んでいることを報告させていただきました。

最後に米村副委員長から、県議会・県・かながわ共同会が協力して、利用者の方が安心して日常生活を送れるよう努力していくとのお言葉をいただき、調査を終了しました。